母の病院

母は、若い頃の治療が足りず、ひどい脊椎測弯症になっていて、
痛みが尋常ではないのです。
 
近くの整形外科に通っていましたが、どうにもならないと言われ
ごく普通の痛み止めと、理学療法で、病院に行っていました。
 
4年前に脊椎専門の先生に診てもらっていたのですが、
検査後、考えさせてくださいと言われ、その後、転倒し、全然
行ってなかったのですが、もう、何処に言っても一緒と言って、
行こうとしなかった母が、やっと、行くと行ったので、連れて行きました。
 
車の乗り降り、車椅子の移乗、トイレ、介護ってこんなに疲れるもの
なのですね。
 
結果は、手術するとなると、大手術と言われ、母は、拒否。
これは、母は、前から決めていました。
 
それで、先生は、実家の母の近くの病院に大学病院から麻酔科医
が来られているので、その先生を紹介されました。
 
実は、その先生、最近、母は顔面神経痛で受診しており、母はその
女医さんが、ちょっとプライドが高かったことに、いい印象をもってなかったみたいで、難色を示しましたが、このど田舎で、ペインコントロール
ができる先生なんて、そうそういません。
 
私も、母の意向を尊重して、ペインが出来たらと思っていたので、
診察室で母を上手く説得して、先生が上手く紹介状を書いてくれ
るから大丈夫、私が連れていくから大丈夫となだめ、すかし、
困っている先生の心情も分かったので、その場をなんとか治め
ました。
 
あの世に行きたい、行きたい、という母。
人の悪口ばかり言う母。
泣く母。
 
もう、母のお小言も、愚痴も、泣きも、私には、ストレスにしか
なりません。
 
もう少し、可愛がられる、高齢者になってくれればいいのに。
年をとればとるほど、僻みっぽく、わがままになっていくのでしょうね。
 
もう、頼られることに、疲れました。